ファッションとしても道具としても
肌に心地よいコットンの手織り布
SCROLL
カンボジアの万能布、クロマー
クロマー(krama)は、カンボジアの人々の暮らしの中で
伝統的に使われている、長方形のコットンの万能布です。
ストールとして巻くだけでなく、
物を包んで運んだり、敷いたり、
日除けにしたり、タオルとして使ったり。
1日のうちで様々に用途を変えながら、
暮らしの道具としても活躍します。
気兼ねなく洗濯でき、乾きが早いのも良いところです。
私たちの生活やファッションにも馴染みやすい、
丈夫で軽やかな手織りのクロマーは
使うほどに風合いが増し、気持ちよく布が育っていきます。
ぜひお気に入りの1枚を見つけて、
自分らしい使い方を楽しんでください。
巻き方、使い方はさまざま
風呂敷がわりに
Furoshiki
バッグとして
Bag
スカーフ/マフラー
Scarf
タオルとして
Towel
日除け/帽子に
Sun-shade/Cap
スリングとして
Sling
ボトルホルダーに
Bottle Holder
エプロンに
Apron
ワイン包み
Wine Bag
敷きものとして
Sheet/Cloth
衣の代わりにも
Bolero/Skirt
バッグとして
Bag
風呂敷がわりに
Furoshiki
スカーフ/マフラー
Scarf
日除け/帽子に
Sun-shade/Cap
タオルとして
Towel
スリングとして
Sling
エプロンに
Apron
ボトルホルダーに
Bottle Holder
ワイン包み
Wine Bag
敷きものとして
Sheet/Cloth
衣の代わりにも
Bolero/Skirt
笑顔つづくつながり
カンボジアの女性達と共に
2007年夏、最初にカンボジアを訪れた時からクロマニヨンはスタートしました。それからずっと、カンボジアの工房の女性達と協働して、使い心地、デザイン性、品質にこだわったクロマーを作り続けています。伝統的な手織りの文化を存続すること、作り手の人たちが日々よい笑顔で作れること。そうして、紹介する私たちも楽しんで、使う人たちも幸せになるような、“ヨイモノ”つながりがつくっていけたら、という思いは変わりません。
丁寧に手織りしています
カンボジアの美しい田舎の風景。ゆったりとした時間が流れる風通しの良い工房では、昔ながらの木機でクロマーが手織りされています。糸を括る作業、織る作業、穏やかな一定のリズムを刻む動きは、「瞑想のように気持ちいい」と織子さんたちは話します。そうして作られた布が、使って気持ちよくないはずがないな、といつも思うのです。
クロマーの伝統はシンプルな格子柄ですが、経糸と緯糸の組み合わせや、織り方のバリエーションで、デザインの可能性は大きく拡がります。
クロマニヨンは、使い心地と品質にこだわりながら、私たちの生活やファッションにも自然に馴染む、遊び心あるオリジナルデザインのクロマーを作っています。
カラフルなものから
シックなものまで。
色・柄・風合い、
自分だけの1枚を選ぶ楽しみ
使う人の年齢や性別を選ばず、
その個性や暮らし方に、しなやかに寄り添うクロマー。
クロマニヨンのクロマーは、
日々の暮らしにちょっと元気や幸せをプラスする、
様々な色・柄・サイズが揃います。
直接手にとってご覧になれます
HOUSE1891
葉山一色にあるHOUSE1891(はうすいちはちきゅういち)は、クロマニヨンが運営する一軒家のギャラリーカフェです。毎月始め5日間のみ、”5days 5hours”と称して、オープンしています。
VIEW MOREONLINE SHOPはこちらから
VIEW MOREはじまりは数枚の写真から。
そして、カンボジアの旅へ
カンボジアの人がクロマーを身につけ、道具として使いこなす、数枚のスナップ写真を見せてもらった時、胸を鷲掴みにされるような、なんとも言えない感動を覚えました。「現地で見てみたい!」と思ったその3ヶ月後には、初めてのカンボジアへ。ありがたいご縁が重なって、各地の工房を巡りながら、現地の人たちの日々のクロマー使いを間近に見ることができたのです。
クロマーと笑顔に魅せられて
世界中に布文化はあれど、一日中形を変え用途を変え使われる、カンボジアのクロマーは群を抜く面白さ。肌に心地よい手織りで、1枚で何通りにも活躍するクロマーは、日本の人たちにもきっと受け入れられると感じました。旅の間中どこに行っても、カンボジアの人たちの素敵な笑顔には、心洗われる思い。心震えることばかりでした。
クロマーの手織り工房
最初に訪れたのは、アンコールワットの街、シェムリアップ郊外の遺跡の保存地区にある、のどかな自然に囲まれたクロマーの手織り工房でした。長いお付き合いの中、規模も拡大し郊外に移転したりと変化しながらも、信頼厚い手織工房として存続しています。柔らかな光が差し込む中、昔ながらの木の機で、女性たちがゆったりとクロマーを手織りする様子は、昔も今も変わりません。
笑顔のつながりを大切に
素朴でおおらかなクロマーも、手織りとなるとかなりの時間と労力がかかります。せっかくの貴重な手仕事が、適当に安価で売られるのは残念。可能性を沢山秘めたクロマーだから、デザインや商品企画を少し見直したら、労力に見合った価値を持つだろうと感じました。そして女性たちの日々の仕事が、笑顔でより誇りを持ってできるようになれば、とクロマニヨンの活動がスタートしました。
個性あるクロマーづくり
ご縁に恵まれて、貴重なカンボジア産オーガニックコットンの手紡糸のクロマーや、草木染や藍染のクロマーなど、各地で特色あるクロマーを織ってもらえるように。中でも、日本人のTさんが運営するシェムリアップ郊外の工房は、デザインや糸色、織り方まで細かやかに対応してくれる貴重な存在。デザイン性の高いクロマーは、ほぼこちらと一緒に作っています。クロマニヨンの始まりからの、かけがえのないパートナーです。
「どうしてクロマーに出会ったの?」
とよく聞かれます
こんなに長く深く
一つのもの、一つの国とお付き合いすることになるとは
自分でもびっくりしています
初めて訪れた時の、なんとも言えない懐かしい気持ち
いつ行っても温かく迎えてくれるカンボジアの人たち
クロマーも、人も、自然も、食べ物も、遺跡も
魅力がいっぱい
生きる逞しさ、手先の器用さ
今を楽しむ才能を、とてもリスペクトしています
世界ではさまざまなことが起きていて
変化したこともあるけれど
カンボジアの女性たちとクロマニヨンが育んできた
小さくも豊かな手しごとの繋がりは
今なお沢山の幸せなご縁を生み続けています
日々の暮らしを大切に
いつ何時も、起きることにしなやかに
心にそぐうことをしながら
関わるみんなが、無理なく、笑顔で
心地よくいられますように
素顔のカンボジア
アンコールワット遺跡群のある地域は、先祖代々、遺跡守りとして暮らしてきた人々の暮らしの場。やわらかな西陽さす時間の、人と、自然と、歴史が共存した、カンボジアらしい風景。
アンコール王朝が始まった地、カンボジアの聖山・プノンクーレンの山中にある、”聖なる滝”。
古代の王様たちが沐浴した滝は、今も変わらず荘厳な水飛沫をあげて、訪れる人たちを癒しています。滝で泳いで、水辺のバンガローで美味しいローカルフードを食べながらゆっくり過ごす。ここは、カンボジア人にとってもとびきりの、ピクニックスポット。
プノンペンからシェムリアップへ。またその逆も。国道6号線を走るバスに乗り、何度となく通った道は、同じく旅のカンボジアの人たちとのコミュニケーションの時間。
ある日休憩所で出会った乗合のトラックに、クロマー被った女性が沢山。照りつける日差し。日除けとしてのクロマー使い。
遺跡へ向かう道の土産物屋さんの赤ちゃん。
クロマーと一緒にスヤスヤ。
赤と白のチェックはカンボジアで一番良く目にする、クロマーの伝統柄。
シェムリアップのローカルの市場で出会った女性に、人懐っこく話しかけられた。「あなた、綺麗ね、かわいいね」とほっぺ触ったり、腕を撫でたり。「写真撮らせて?」と聞いたら、この笑顔。大笑いしながら抱きしめてきたかわいい女性。
カンボジアは田舎の風景がとびきり美しい。クロマーに出会って、もう数えきれないほど訪れてきた。ローカルの友達も沢山できて、カンボジア中を旅しながら貴重な経験をする機会に恵まれた。祈りの暮らしが根付いたこの神秘の国で、美しい風景を見てこれたことは、本当に幸運だと思う。
乾季の土埃舞う遺跡に通じる道を、数人の女性が自転車を押しながら歩いてきた。 子供をホールドしてるのは、クロマーじゃない!?写真展のために、カンボジア人+クロマーの写真を撮りながら旅していた私は、大喜びで写真を撮らせてもらった。日本じゃ決して推奨されないだろうこのスタイルも、カンボジアではよく見かける。お尻すっぽり。気持ちよさそう!
カンボジアの中央に、東南アジアで一番大きなトンレサップ湖がある。
ここでは水上暮らしをする集落があって、家も、学校も、小さなお店も、水上に。
移動手段は小舟。これがとても楽しくて。クロマニヨンでも人気の特産のホテイアオイのかごも、小船に乗ってやってくる。
伝統的なクメール様式の家に住む一家の祖母は、ポルポト以前は、「織の先生をしていたよ」と。カンボジアを巡り、クロマーと人を撮る旅をしていると伝えたら、瓶に入れて庭に埋めて守ったという、自分で手織りした年代もののクロマーを嬉しそうに見せてくれた。
カンボジアの子供たちは、元気によく遊ぶ。
家にこもってゲームしたり漫画読んだりではなくて、断然外で飛び回って遊ぶ。近所の子達で集まって、クロマー1枚だって、上に石ころ乗せたら、それだけでもう遊べてしまう。
はじける笑顔に出会うとほっとする。